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舟石芋

更新日:2022年6月14日

栃木の継承可能作物図鑑

『舟石芋』


「日光市足尾地区 足尾銅山の隆盛とともに足尾地区の住民の食を支えてきたジャガイモ。

かつては舟石峠で作られ、他地域には出回らなかった伝説の在来種(森の扉 野原さんの文より)」

舟石峠は標高1000メートルの峠でかつては48件農家が作っていたらしいです(野原さんより口伝)



2020年12月 足尾での取材時に、その前の年に栽培したという貴重な舟石芋を頂きました。

忙しくてなかなかスケッチが出来ず、半ば放置していたら芽が出始めて、一つだけ残して、ダメ元でプランターに植えてみることにしました。


何とかして育ってくれたのですが、流石に大きくはなりませんでした....

小さな小石ほどの芋が5個ほど、小さいけど来年はしっかり植えてみようと思います。


とりあえず、茎と葉を少しだけ観察することができました!


芋自体が芽を出して萎れていくのも観察できたので、残しておいて良かったです♪

芽が濃い紫色をしていて、ポツポツと新しい芽が出ようとしている...

腐らずに萎れながらも2021年11月現在でも残っているのを考えると、

足尾の土には無駄な養分が入っていないと言うこともできます。

逆に貧栄養なのか?

今後、地域の特性と形質が関連できるような発見ができるといいなぁ〜と思います。






2022年6月14日

スケッチ追加

昨年、プランターで育てた小さな種芋をダメもとで露地の畑で栽培したものが少しは大きくなり、それを元にスケッチしてみました。

新たに発見した特徴は茎のカタチとそこにあるヒダのようなものと、昨年は分からなかった葉柄の溝です。

この作りが、足尾の環境とどう結びつくのか?

現時点では想像する事が出来ません…




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